研修目標

地域医療型プログラム「地域医療のススメ」が目指す医師像や、研修目標について紹介します。

わたしたちの目指す医師像

求められる役割に応じて協調、変容でき、あらゆる問題に対応できる能力を持った医師

地域ニーズに応え、地域住民に信頼される保健・医療・福祉サービスを提供するため、このような医師の育成を目標としています。

具体的には、地域(へき地、都会を問わず))の診療所や小病院で独立して働くことができる医師の育成を基本としています。かつ、教えることで自ら成長することも地域医療の大事な要素と考えていますので、後進の指導もできる医師の育成を目指しています。

わたしたちの目指す医師像

目標とする6つのポイントと3領域

また、英国家庭医療学会(Royal College of General Practice:RCGP)のアウトカムを参考にして、目指す医師像実現のための目標として、以下の6点3領域を掲げています。

  • プライマリケアマネージメント(基本的診療)
  • 人間中心のケア
  • 特定の問題解決スキル
  • 包括的なアプローチ
  • 地域志向性
  • 全人的アプローチ
  • 文脈を踏まえること
  • 態度の側面
  • 科学的な視点

研修目標

後期研修を修了した研修医が、地域ニーズに応え、地域住民に信頼される保健・医療・福祉サービスを提供するために、求められる役割に応じて協調、変容でき、あらゆる問題に対応できる能力を楽しく身に付けるために、以下の到達目標を掲げています。

診療

  • へき地診療所で外来診療を自立しておこなうことができる。
  • 地域病院で救急当直を自立しておこなうことができる。
  • 地域で求められる検査(上部消化管内視鏡、腹部・心臓超音波)を自立しておこなうことができる。
  • 地域病院で病棟管理を自立しておこなうことができる。
  • へき地診療所・地域病院で短期の代診業務ができる。
  • EBM のプロセスに則って診療ができる。
  • 患者、家族、地域を視点としたアプローチができる

地域包括ケア

  • 地域包括ケアの概念・理念を述べることができる。
  • 地域の保健・福祉・介護の資源を適切にコーディネートし、
    地域医療を担うチームの一員として医療を提供することができる。
  • 在宅医療を計画・実施・評価できる。
  • 職員と良好な人間関係を構築できる。
  • 地域保健について、評価、支援、実践することができる。
  • 福祉分野と連携できる知識・行動力を身につける。
  • 介護分野と連携できる知識・行動力を身につける。
  • その地域の地域診断ができる。
  • 他の医療機関と適切に連携をとることができる。

マネージメント

  • 医療経済の視点を持って診療所を運営できる。
  • 職員と良好な人間関係を構築できる。
  • 患者および医療従事者の安全管理の方策を身に付け、危機管理にリーダーとして参画する。
  • 地域保健医療の確保のため、緊急の支援に適切に応えることができる。

生涯学習・教育・リサーチ

  • 医療経済の視点を持って診療所を運営できる。
  • 職員と良好な人間関係を構築できる。
  • 患者および医療従事者の安全管理の方策を身に付け、危機管理にリーダーとして参画する。
  • 地域保健医療の確保のため、緊急の支援に適切に応えることができる。

私生活

  • 地域での生活を楽しむことが出来る。
  • 医療を継続して提供するために、安定した生活を営むことが出来る。
  • 自己のストレスマネージメントが出来る。